予備試験

判例六法に一元化するメリット及び勉強方法

判例六法に一元化するメリット及びその方法をご紹介します。漫然と判例六法を読むだけではなかなか試験で生かせるような知識を得ることは難しいと思います。そもそも条文のみならず判例もあるため、最初のページから順番に読んでいくと一周した時点で過去に覚えたことは既に忘れていると思います。そこで効果的だと思える判例六法の使用方法及びメリットを説明していきたいと思います。

利用法

簡潔に言うとまず普段の問題集で何度も間違えてしまう問題の条文又は判例のみマークします。そして判例六法にマークした所のみを覚えるまで復習します。

よく判例六法は記載情報が多すぎるため情報過多で処理しきれないという批判を目にします。

たしかに判例六法には全条文に加え主要判例が掲載されているため、全ページ隅から隅まで記憶しようとすればあまりに多い情報量ですし、現実的には無理だと思います。

ただそのような使い方は最初から想定していません。たくさん情報が記載されているなら厳選すれば良いのです。

自分がよく間違える箇所を厳選してマークします

自分がよく間違える問題が条文の文言なのか判例問題なのか、さらに深く突っ込んで条文のどの文言なのか判例のどの言い回しなのかという部分まで絞り込んでマークするのです。ひっかけてくる誤りの文言を記載したり、自分用にカスタマイズ加工します。

そうすると自分が間違えてしまう悪い癖や勘違いが具体的に明らかになりその部分のみがマークで示されています。そしてそこを定期的に反復復習することにより知識の穴を埋めることができます。

消せるペンでマーク

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マークは黄色や青色などできるだけ目立つ色がオススメです。消せるペンやマーカーがあるのでそれを使って間違えやすい部分のみ書き込んでいきます。そして何度も復習していく中で「これはもう覚えた!」と言い切れるマーク部分はどんどん消していきます。最初はおそらくマーク部分はかなりあるため判例六法を一周するだけでもかなりの時間を要すると思います。

しかし復習していくうちに瞬時に正解が浮かぶようになり一周にかかる時間が少なくなります。さらに覚えたマーク部分はどんどん消されていくので最終的にはかなり短時間で判例六法を回すことができます。

消せるペンでマークすることにより、少しずつ記憶対象が絞られていき情報量が多すぎると批判されがちな判例六法から高速で復習できるその人オリジナルの勉強ツールと進化します。

いつの間にか高速で総復習できる最強ツールになっている

条文知識で安定した得点力を付ける

実際に行政書士試験の過去問を解いた人なら分かると思いますが、条文知識で解ける問題が非常に多いです。そしてよく問われる条文もある程度決まっています。毎年または一年おきに出題される頻出条文も決まっています。

ただ困ったことに同じ条文知識を問う問題でも年によって問われる問題文の内容が異なります。最初は僕も過去問を何度も繰り返すうちに問題文自体を覚えてしまっていましたが、同じ条文を問う問題でも年によって問題文がまったく一緒ということはないので自信を持って解答できていませんでした。

そのとき問題文の内容や曖昧な感覚で解くことの不確実性を実感し、根拠となる条文知識の重要性を認識しました。確実に正解するならば根拠となる条文知識が必要です。

なので僕たち受験生は問われる問題形式が違えど、明確な根拠となる条文の文言を覚えることで安定した得点を取れるようになります。そうすればいかなる側面から問われようと、幹となる根拠条文知識を有している以上は惑わされず正解を導くことができます。このことから判例六法を用いた勉強法は基礎力強化に繋がり、安定した得点を得ることができるようになります。

条文を根拠に正否を判断できる問題が増えると正答率が一気に上がる

持ち運びに楽

これは法律を学習している人ならば分かると思いますが、とにかく法律の試験はとにかく科目数が多いですよね。

行政書士の受験科目ですら憲法、行政法、民法、商法、一般知識と5科目もあります。仮に全科目のテキストを持ち歩こうとした場合、最低でも5冊は必要です。

予備試験や司法試験ならさらに科目数は増えて憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟、実務基礎科目、一般教養、選択科目とちょっと引くくらいの多さの科目数てす。

テキストだけ読むならととかく、多くの場合は問題演習もするためテキストに加えて問題集も加わります。全部詰め込んだらもうバッグはパンパンかつ重いですよね。自宅で勉強する人は気にならないと思いますが、近くの図書館や自習室で勉強する人にとってはテキスト類の重さは意外と重要です。

僕は休日にまとめて全教科復習しようとし、すべてのテキストをバッグに入れて移動したところ、途中でバッグが壊れたことがあります。わりと思い入れのあったバッグだったので悲しかったです。今後そんな事態を回避すべく判例六法の登場です。
判例六法は一冊の六法に各法の条文のみならず判例が掲載されています。一冊にまとまっているのはかなり便利です。しかも掲載判例は重要なものばかりで網羅性があります。

僕は自分ができなかった問題の関連判例を把握したら、判例六法の後ろの日付から同様の判例を検索してペンでマークするのですが、今のところ掲載されていなかった経験がありません。それくらい受験生にとって必要な知識は網羅されています。さらに全科目掲載されているのでその日にやるメインの1科目は使い慣れたテキストと問題集を用意し、確認や復習程度のサブである他の科目は判例六法を一冊持ち運べば事足ります。このように判例六法は内容及びコンパクトさにおいて優れていると言えます。

試験日は判例六法のみ持参

マーク式のみの試験日(行政書士試験はほぼマーク式)は判例六法さえ持っていけば事足ります。判例六法に一元化したのならば判例六法を持っていけば良いのです。荷物も少ないです。

試験直前に大量のテキストを机に広げて最終確認を鬼の形相で行っている人を見て、「す、すごい!頭良さそう!」なんて思ったことありませんか?僕はそう思ってました笑!一見大量のテキストと鬼の形相に圧倒されて勉強ができる人のように見えますが、よくよく考えると試験に受かりやすいタイプとは程遠いと思います。

まず大量のテキストを持参している時点で試験直前に確認すべき知識の集約ができていないことが明らかです。また直前にもかかわらず記憶対象を絞らずに複数のテキストを用いているのは記憶対象が増えるだけです。試験勉強を開始する時に自分に合ったテキストをいくつか検討した上で1冊ないし2冊に絞るべきです。

これまで判例六法に一元化し、何度も何度も復習してきた人ならば試験日にはマークの数もかなり減っているはずです。そのため少し余裕を持って試験会場にいけば、その少しの時間で総復習できるはずです。

短時間で総復習ができるツールというのは直前の得点力UPにおいて非常に重要です。直前に記憶の確認を行うので記憶が新鮮なので試験中も覚えている可能性が高いです。さらに復習対象はこれまで学習してきた中でも自分が特に苦手とする分野なので直前に得点を挙げる方法としては最も効果的なのです。

そして最終総復習を終えることができるくらい仕上がっていれば、それだけでも既に自信に繋がります。そして試験中もパニックや焦ることもなく受けきることができます。

まとめ

・間違えやすい条文や判例のみを効率良く復習できる

・自分だけの弱点のみが記載された強力な勉強ツールとなる

 ・判例六法に一元化することにより全科目のテキスト類を持ち歩かなくても六法一冊で全科目の復習が可能となる